KYUTAMのブログ

大学レベルの数学を中心に物理、英語学習、雑記なども適当に入れていくブログです。

因数分解可能な式の情報をどれだけ持っているかが鍵になる

f:id:kyutam:20140127224808j:plain

 

本日の問題はこちらです。年度は昭和10年、岐薬となっていますが、岐阜薬学専門学校のことだと思われます。ここは市立の学校だったようで当時としてはちょっと珍しいのではないでしょうか。現在の岐阜薬科大学の前身ですが、もともと個人の寄付で始まった学校のようですね。とりあえず wiki を貼っておきますが、専門のリンクがないので後身の大学のページです。

 

岐阜薬科大学 - Wikipedia

 

それにしても全額個人の寄付で学校を作ると言うのは現代の学校経営者に爪の垢でも煎じて飲ませたいものです。昨今では大学を金儲けに考えている経営者ばかりのように感じられるし、学校存続のために国にたかるような行為まで蔓延しているのではないでしょうか。

 

たまには全財産をかけて後進のための教育施設を作ると言うような志を持った人の話を聞きたいものですが、まぁとんと耳にしませんね。

 

それはともかく問題ですが、少し難易度の高い因数分解と言う感じでしょうか。 a に関する二次式と捉えるのが基本ですが、問題は x^4+x^2+1 の扱いと言うことになるわけです。

 

もし知識があればこれが因数分解可能な式と分かるので、後は a の二次式としてたすきがけが出来るのですが、その知識がないとちょっと手が出ないかもしれません。

 

因数分解に限った話ではありませんが、数学だってどれだけたくさんの知識を持っているかが正解を導くための鍵になることがあるわけです。