かっこの中身をよく見て関連性に気づいて欲しい
本日の問題はこちらです。年度は昭和10年、岐薬となっていますが、岐阜薬学専門学校で間違いないでしょう。市立の学校なので当時としては珍しかったのではないでしょうか。案の定有志からの全額寄付で立てられたようですが、実に感心な話です。リンクのほうは専門のページがないので、現在の岐阜薬科大学のページです。
ところでこちら現在の岐阜薬科大学につながるのですが、こちらは現在でも市立大学のようです。自分は岐阜市というのがどれほどの規模なのかよく知らないのですが、市立大学というと大阪とか横浜とかかなり大きい市でないと運営できないように感じるのですが、岐阜市というのもそれらに劣らず経済規模の大きな都市なのでしょうか。いずれにしろ結構苦労してるのではないかと思えるわけです。
さて問題のほうですが、相変わらず因数分解が続くわけです。前回の反省からまずは問題の式をよく眺めることから始めますが、それを見ると左項、中項の中身の和が右項の中身になっていることに気づきます。したがって左項、中項の中身を A,B とでも置き換えれば与えられた式が随分と見やすくなって、因数分解のやり方も簡単に思いつくでしょう。
式を眺めることが常に効果的とは限りませんが、因数分解に限ってはかなりの効果を発揮するようです。