式の平方根を求めよというのは近年では見かけない問題です
本日の問題はこちらです。年度は分かりませんが、大商となっていますね。ここは以前に一度紹介しているのですが、大商と言う略称を使う可能性のある高校は大分高等商業学校もあることに気づきました。ここと、大阪高等商業学校、その後身としての大阪商科大学高等商業部のいずれになるのか、実ははっきりしない状況です。そこで今回は前回気づかなかった大分について紹介していきます。
現在の大分大学の前身です。あまり情報はありませんが、学科として東亜科というのが特長に思えますね。昔の大東亜共栄圏的な考えなのか、それともまったく関係ないのか分かりませんが、いずれにしろ外地の発展は当時の日本としても中心的な課題だったのではないでしょうか。
さて問題のほうですが、式の平方根を求むという問題は近年では見かけないのではないでしょうか。その意味では少し面食らうかもしれませんが、要するに平方根を求めれば良いという話です。式を因数分解することで平方の形に出来るので、後はプラスマイナスをつければそれで解答になるということです。
因数分解のやり方自体は式をみれば普通に思いつくでしょう。まったく分からないという人は教科書レベルの問題集を少し調べれば類題がいくらでも見つかるのではないでしょうか。
ところでこの手の問題の解答としていきなりプラスマイナスルートを与えられた式にかぶせて終わりにしたら点がもらえるのでしょうか。まったく間違いというわけではないし、むしろ正解とも言えるのだから、採点者としては零点をつけるのは難しいのではないかと思うわけです。