KYUTAMのブログ

大学レベルの数学を中心に物理、英語学習、雑記なども適当に入れていくブログです。

数学

解と係数の関係は結局は恒等式から出るわけです

本日の問題はこちらです。年度は昭和10年 四高となっていますね。自分的には一から三までは知っているのですが、それ以降というとなじみが無いのです。地元の人には申し訳ありませんが、結構そんなものではないでしょうか。それはともかく四高ですが、現在…

ばらして恒等式に持ち込むのがスタンダードなやり方でしょう

本日の問題はこちらです。出題校の年度は大正11年大商、9年 明専、6 高校となっていますが、例によって高校がどこを指すのかは分からずじまいです。大商というのは大阪市立高等商業学校のことのようですが、年度によって名前が結構変わっています。日本…

多すぎる未知数をどのように処理するかが問題です

本日の問題はこちらです。年度は昭和10年で、海機となっていますね。おそらく海軍機関学校で間違いないと思いますが、こうした学校が普通に存在すると言うのは現代の日本を生きている人間だとなかなか理解しづらいものです。ただ昔は軍人と言うのは憧れの…

恒等式の基本問題です。通分から係数比較で十分でしょう。

本日の問題はこちらです。出題は昭和10年、彦商、4濱高となっているようです。彦商のほうは現在の滋賀大学の前身です。出身者の中にはかつての総理大臣の宇野宗佑の名前がありました。濱工のほうは現在の静岡大学の前身です。それぞれの wiki はこちらで…

係数比較をするなら無駄に文字を増やさないようにしたい

本日は一高からの出題ですね。年度は昭和九年です。この頃は今から考えると色々複雑な時代だったのではないでしょうか。特に高校生や大学生などのインテリ予備軍にとっては人生の選択が極めて難しい時代だったのではないかと思いますが、この問題を解いた人…

完全平方式とか完全立方式という言葉の意味は明らかということで

本日の問題はこちらです。年度は見ての通り(大正9年 高校、大正11年 盛農、昭和10年 千葉)となっていますが、盛農、千葉はともかく高校はどこだか分かりませんでした。そもそも高校を探しているのにヒントが高校ではどうにもならないというわけです。…

割る式と商を掛け合わせるという工夫を考えるべき

本日の問題はこちらです。やっとお出ましのナンバースクールですが、こうした呼び方は好きになれない人も多いのではないでしょうか。まぁこのあたりは自分のコンプレックスの裏返しでもあるのであまり突っ込むのは止めておきますか。それはさておき、二高を…

恒等式の計算問題ですが、やり方は二通り考えられます

本日の問題はこちらです。出題は昭和9年、仙工となっていますが、これは仙台高等工業学校で間違いなさそうです。詳しくは wiki を参照してください。 仙台高等工業学校 - Wikipedia 仙台というと二高というイメージが強いのですが、こちらは工学専門の学校…

帰納法で解くか、合同式で解くか、それが問題です

本日の問題はこちらです。出題は(広師)となっているのでおそらく昔の師範学校ですね。昔の小学校や中学校の教員養成機関として全国に存在していたようです。多くはその後大学の教育学部になっているようですが、広島師範学校は wiki を見ると複雑な歴史を…

剰余の定理の比較的理論的な問題でしょうか

本日の問題はこちらですが、出題は(11 熊工)となっているのでおそらく昭和11年の熊本高等工業学校だと思われます。詳しくは例によって wiki を見てもらうとして、 熊本高等工業学校 - Wikipedia 学校の歴史を見ると結構あっちこっちに振り回されている…

因数定理あたりの問題が続きます

本日の問題はこちらです。年度は昭和11年 米工と書いてありますが、米沢高等工業学校で間違いないと思われます。詳しくは wiki を見ていただくとして、 米沢高等工業学校 - Wikipedia 現在の山形大学工学部の前身だったようです。学校の歴史を見て面白いと…

重解を持つとはどういうことかを考える

あけましておめでとうございます。新年一発目の問題はこちら、昭和10年の広高となっています。こちらは名前からして他にありえないでしょうから、こちらで間違いないと思われます。 広島高等学校 (旧制) - Wikipedia 広島と言うことでこの学校も原爆の被害…

条件を一つ一つクリアしていけば易しい問題です

本日はこちらです。年度がありませんが大谷大となっていますね。大谷大学は今でも存在する大学ですが、その前身に当たる大谷大学専門部という学校のようです。詳しくはこちらの wiki で確認してもらうとして、 大学専門部 (旧制) - Wikipedia 大谷大学 - Wik…

剰余の定理の問題としては計算が楽な問題です

本日はこちらの問題です。昭和10年 東商予となっていますが、これは東京商科大学予科で間違いなさそうです。 wiki によると現在の一橋大学の前身のようですね。 東京商科大学 (旧制) - Wikipedia 大学予科 - Wikipedia 詳しくはこちらで確認してもらうとし…

一応数学的帰納法の問題と言うことになるでしょう。

本日の問題はこちらです。出題は大薬、昭和11年名商となっていますが、大薬のほうは年度が無いのでいつのものかは分かりません。例によって出題校についてですが、おそらくこちらになるのではないでしょうか。 大阪薬学専門学校 (旧制) - Wikipedia 名古屋…

上手に式を並べかえたものです

今回はこちらの、やはり因数定理の応用?問題ですね。出題は昭和九年、城予となっていますが、予科専門では wiki がないめとりあえず記述のあるページをいくつか紹介します。こちらを見れば京城帝国大学予科がどのようなものだったのか分かるでしょう。 華麗…

連立四元一次方程式という無茶振り

本日は再び姫高ですね。くわしくはこちらです。 姫路高等学校 (旧制) - Wikipedia この学校は現在の神戸大学の前身と言うことですが、設立時に明石市と姫路市とで誘致合戦があったということです。やはりいつの時代も若者を獲得することは自治体の大きな望み…

本日も因数定理の基本問題です

今回は昭和10年、熊薬からの出題となっています。熊薬というのこちらの熊本薬学専門学校で間違いないでしょう。それにしても昔は色々な学校があったものだと驚きますね。 ここも歴史を見れば江戸時代から始まっているし、明治の激動の時代も体験しているの…

因数定理とはまた懐かしさがこみ上げてくるようです

さて本日は昭和10年の三農からの問題です。三農というのを調べてみるとどうやら三重高等農林学校のことだと思われます。問題を色々考えるより、実は出題学校を調べるほうが難しい場合が多いのですが、今回も官立とはいえ旧制の専門学校は多少調べるのに苦…

命題の反例をあれこれ考えるのは楽しいものです

本日の出題は姫高となっていますね。こちらは当然姫路高等学校を指すと思われますが、ねんどは昭和11年の問題となっています。 与えられた命題の真偽を問う問題ですが、こういった問題はほとんどすべて偽の命題であるので、当然反例を挙げることが求められ…

代数の用語説明とはなかなかに難しい問題です

今回が初の投稿ですが、自分が持っている戦前の学習参考書の中から当時の数学の受験問題を一つずつ載せていきたいと思います。その際出題された学校のことや問題に対する感想も同時に載せていきますが、答えは載せなくてもいいでしょう。いわゆる旧制高校の…